たねやのサイコロ寒天と五六あわせ [和菓子]
西武池袋店の地下で、なにかおいしいものはないか、と物色していたところ、たねやの看板が目に入った。たしか「サイコロ寒天」を売っていたことを思い出した。
ついでに、横にあった「五六あわせ」なるトコロ天に似たものを買って帰った。
手前が「五六あわせ」、奥が「サイコロ寒天」。
「五六あわせ」は、コンパクトなところ天といったところ。突き棒でついて押し出して食べるらしい。
何故こんな名前になっているのか、良く分からないが、押し出して食べるところは楽しいかも。梅の蜜がついているが、こちらは結構甘いので、ほんの少し垂らして食べるのが良いよう。さっぱりとした味わいで、つるんと口にはいっていく。酸っぱいところ天を食する人たちにはひょっとすると違和感があるかも。甘いところ天やくずきりを食べなれた人には手軽でいいかも。
サイコロ寒天も食べるには「操作」が必要。
ちょっとおまけのプラモデルを組み立てている気分。
餡子を最後にのせて出来上がり。寒天はさっぱり、餡子はほどよく甘く。
食べることもさることながら、食べるまでの過程も楽しめるところが面白い和菓子だ。
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忘れずにゲットした鶴屋吉信の水無月 [和菓子]
海風さんが紹介されている水無月。京都出身の私としてもこの時期は当然この和菓子を食べるのが慣わし。京都にいるころはどこでも簡単に買えたように思うのだが。
東京では、おそらく水無月を知っている人が少ないのだろうが、なかなか売ってない。ほとんどの店が28日から30日までの3日間限定販売。しかもデパートの売店だと、予約販売のみ、なんてところもある。で、ついつい気がついたら7月になっていた、なんてことがよくある。
今年は幸運にも覚えていて、日本橋にある鶴屋吉信にいって、買ってきた。1箱は自宅用、もう1箱はオフィスで同僚に食わしてやろうかと、2箱購入。
なにやらこの2箱を準備するのにやけに時間がかかる。もっとも、その間に冷たいお茶とちょっとしたお茶請けを持ってきてくれるので、ここはゆったり、まったりと待つことにした。
オフィスに戻って若いもんに食わしてやったが、「うまそう」なんていいながら、手づかみでがばっと口に放り込んでいた。ちょっとねぇ、来年から食わしてやらねえ。
夏を迎えるにあたって、元気にすごせるようにという祈りを込めた由緒正しき和菓子だというのに。
さて、鶴屋吉信の水無月は思ったより小さかった。ほんのり甘い程度で、くどくなく、冷やして食べるとまた格別であった。
皆様も健康でありますように。
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新参者「たい焼き」を買ってみた [和菓子]
最近少々ミーハーぎみだ。
夕方人形町に行った際に人形焼を買って帰りたくなり、重盛に行ってみたが、すっかり売り切れ。もう一軒の人形焼の店ものぞいてみたが、長蛇の列。柳屋のたい焼きも当然長蛇の列。途方にくれて、ぶらぶらしていたら、築地銀だこが新参者とコラボしているたい焼きが目に入った。
今まで売っているのは知っていたし、何度も目にしていたが、なんだかなあ、と買うのを控えていたのだが、今回はやむにやまれず、このたい焼きを買ってみた。
「薄皮醤油(うすかわじょうゆ)」のたい焼きという、ちょっと変わったものだ。数名並んでいたが、みんなこのたい焼きを買っている。
持って帰る途中、なんだか香ばしい匂いがただよってきた。
普通のたい焼きより、明らかに色黒だ。醤油のしょっぱさと、餡子の甘さとがあいまって、まずまずのお味だ。パンチがきいた味といったところ。
中には白玉が2個も入っていて、ボリュームがある。
ニュースによれば、通常の1.5倍も売れているらしい。みんなミーハーなのだろう。
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人形町 重盛の人形焼、やっぱりつぶあん派 [和菓子]
カフェテラスワコーに行った帰り、人形町に来たら人形焼じゃないの、ということで、人形焼を買って帰ることにした。
行き先は水天宮の交差点角、重盛永信堂。人形焼はここで買うことにしている。
小生は断然つぶあん派なので、いつもならすんなり、「つぶあん!」と頼んで終わるところなのだが、連れがどうも「しろあん」を買いたそうにしている。並んで待っている間、様子を見ていたが、どうやら「しろあん」が気になって仕方ない様子。しょうがないので、泣く泣く「しろあん」を買うか。しろあん、こしあん、つぶあん、の3種類売っていたので、ここは半ばヤケクソで、3種類全部 買ってやる!
3種の人形焼はあんによって異なっており、しろあんは「鮎焼」、こしあんは「人形焼」、つぶあんは「壷焼」。
写真では奥が鮎焼(あまり見えないが)、手前右が壷焼だ。
鮎焼も悪くない。こしあんも、皮が薄く、こちらも悪くはない。しかしながら、なんといって、つぶあんの壷焼だ。皮は同じく薄く、甘さもちょうどいい塩梅。
ちょっと一個食べてみるか、なんていいながら、数分の間に3種類全部制覇してしまった(それぐらい美味いということ)。
むろん、最後に壷焼を食ったわけだが。
またいつか買って帰りたい。
日本橋「うさぎや」のどら焼き [和菓子]
勤務先が日本橋で、すぐ近くに「うさぎや」がある。いつも何人かが並んで買っているのは知っていたが、ついぞ買ったことがなかった。「うさぎや」といえば、どら焼きで有名。すぐ近くにあって、一度も買ったことがないというのはどうなの、ということで、いっぺん買っってみた。
ちなみに、「うさぎや」は上野、阿佐ヶ谷、日本橋の3箇所にある。「どら焼き」なるものは、大正時代に、うさぎやの創業者谷口喜作が始めたもの、という説があるのだが、上野がその創業の場所、阿佐ヶ谷が喜作さんの娘さんが始めた店、日本橋は喜作さんの三男が始めた店だそうで、3店舗は親戚関係だが、それぞれで独立して運営されているらしい。
さて今回は日本橋のうさぎや。中央通沿いにある。
どら焼きと、通り小町と名づけられたもなかを購入。見ると予約分が大量にある。その場で買って帰るには、紙箱か、紙袋。紙袋にはどら焼きが3個しか入らないらしい。かつ、1人4袋までに制限しているとのこと。最大12個までということらしい。
どら焼き2個、通り最中2個は紙箱に入れてもらった。
家に帰って早速開けてみた。
またホットケーキじゃないか、と言われそうな感じ。面白いことに、形は少々いびつ。
2つにカットしてみた。
写真では餡がテラテラしているところからわかるように、普通のどら焼きより餡が相当ゆるいというかやわらかい。また皮の厚さが結構ある。食べてみれば、この皮がうまい。フワフワしている。餡も甘さ控えめ、上品な味わいである。どら焼きマニアではないが、このどら焼きは、ものが違うと思う。美味である。
最中も食べてみたが、こちらは普通にうまい。がなんだかさほど特徴があるようにも思えない。やっぱりどら焼きだ。
このどら焼きは買った日に食べたほうがいい。 翌日、2つ目のどら焼きを食べてみたが、皮が萎んでしまって半分ぐらいの厚みになっていて、前日のフワフワ感を味わえなかった。新鮮なうちに食すというのはどれでも共通なのかも。
ネットで見ると、どら焼きの皮をホットケーキミックスで手軽に作れる、というのがよく出ている。まさか和菓子屋がホットケーキミックスを使っているわけはないし、何かが違うのだろうか。
と思って少し調べてみた。原材料の中に、もともと水飴が含まれていたらしいが、最近はハチミツ。さらに、みりん、醤油など、その店独自の材料と配合があるようだ。
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京都みやげは満月の阿闍梨餅 [和菓子]
実家が京都にあり、1年に数回程度実家に行く。京都というと土産の定番としては、八つ橋、おたべ等であろう。ニッキに風味で美味しいのだが、あまりにもありきたりすぎて、小生としては買っていく気がしない。
そこで最近、お土産として買うのは、満月の阿闍梨餅だ。幸い京都駅新幹線構内の一角で売っているので手軽に買えることも利点なのだが、なんといってこれはうまい!昔に比べるとちょっと小さくなったような気がするが、実はこの小さいところが良い。一個食べても明らかに物足りなくなるのだが、故にまた食べたくなる。
阿闍梨餅を作っている満月は、安政3年創業だそうな。1856年とは恐れ入る。
生地は餅なのだが、単なる餅ではない。餅米をベースにして、氷砂糖や卵といったさまざまな素材を練り合わせた生地だそうな。
一方中は丹波大納言小豆の粒餡。甘さ控え目で、私好みの粒餡だ。
外皮はしっとりモチモチ、が中は意外とあっさり。この絶妙のバランスが美味さに秘訣かな。
ところで阿闍梨とは、サンスクリットで弟子たちの規範となり法を教授する師匠を意味するらしい。この阿闍梨餅は比叡山で千日回峰修業を行なう阿闍梨がかぶる網代笠を象ったもの。なので中央部がかすかに盛り上がっている。
阿闍梨はサンスクリットでは「アーチャリー」というらしい。どこかで聞いたことがある呼び名である。
とにもかくにも、京都みやげとして、阿闍梨餅をお薦めしたい。
大丸東京店、鉄次の「養殖物」たい焼き [和菓子]
大丸東京店の地下1階にある「たい焼き鉄次」のたい焼きだ。1個160円。
これは手焼きではなく、全自動たい焼き機で作っている。世間では、これを養殖物といい、職人が1個ずつ作るのは天然物と呼んでいるらしい。この鉄次では職人技でないと実現できない皮の薄さとあんこの量を機械で実現しているということのようだ。この大丸東京店は今年4月19日に1号店としてオープンしたとのことだが、2号店はまだのよう。たい焼き機を販売しているようであるが、売れ行きが気になるところ。
生地をちょろっと型に流し込み、次のステップで、あんこをどーんと入れ、次に、あんこの上に生地をたらっとたらし、型でぎゅっとはさんで、焼き工程へと言う具合。
さて2個買って持ち帰りとお願いしたところ、かわいらしく手提げ袋に入れてくれた。結構お金かかっているような気がする。
ここのたい焼きは丸型で鯛の模様が入っている。型の形状が複雑だとうまく生地を均等に流し込めないからであろう。
たい焼きは一枚一枚丸い髪に包まれている。
皮はパリッと薄く、あんこはさほど甘くなく、いい塩梅。やっぱりあんこが美味しくないとね。
1個食べると、続いてもう1個食べたくなる。そんなたい焼きだ。
静岡製菓のまんぷくどら焼き [和菓子]
赤羽駅前の「北野エース」というスーパーでフラフラ物色していたら、まんぷくどら焼きなるものを発見。あまりにあんこがたっぷり入っていそうなので、早速買って帰って試食してみた。
こぼれおちそうなぐらいのあんこの量。試しに半分にしてみたのが下の写真。
食べてみると、まあ、どら焼きを食っているというよりはあんこを食っている感じ。個人的な好みとしては、もう少し甘さを抑えた方が、品が出て良いかと思う。あんこの量が多いので、どら焼きを食べるたびに、なんかあんこが少ないな、なんて思ってしまう人にはピッタリだ。
静岡製菓というのは清水市にある会社のようだ。
北野エース自体は他の場所にもいろいろあるようだが、他のスーパーでは見かけない商品が並んでいて面白い。
北野エース アピレ赤羽店
東京都北区赤羽西1-5-1 アピレ赤羽アボード ⅠビルB1F
本日のデザート:鉄次のたい焼き [和菓子]
本日のデザートは、大丸東京店の地下1階にある「たい焼き鉄次」のたい焼きだ。1個160円。お持ち帰りで、とお願いすると、かわいらしく手提げ袋に入れてくれた。
結構お金かかっているような気がする。
たい焼き自体は丸型で、鯛の模様が入っている。皮はパリッと薄く、あんこはさほど甘くなく、いい塩梅。
これは手焼きではなく、全自動たい焼き機で作っているらしい。世間では、これを養殖物といい、職人が1個ずつ作るのは天然物と呼んでいるらしい。この鉄次では職人技でないと実現できない皮の薄さとあんこの量を機械で実現しているということのようだ。この大丸東京店は今年4月19日に1号店としてオープンしたとのことだが、2号店はまだのよう。たい焼き機を販売しているようであるが、売れ行きが気になるところだ。