チーズフォンデュからオイルフォンデュを思ふの巻 [スイス料理]
チーズフォンデュはスイスの代表的料理だ。スイスに旅行した際、ツェルマットのレストランで食したのだが、お得という文字につられてついメニューを頼んでしまった。日本ではメニューといえばお品書きだが、スイスではセットとかコース料理のことだ。普通の日本人ではなかなか食いきれるものではないので、いつもはそんな単品で頼むようにしているのだが、うっかりメニューを頼んでしまったので、チーズフォンデュをはじめとして食いきれないぐらい出てきてしまった。パンを溶かしたチーズに入れて食べるのだが、大量にパンが出てきた。まあうまかったのだが。
ところで、フォンデュにはオイルフォンデュとか、チョコフォンデュとかもある。フォンデュ(Fondue)は溶かすという意味だそうなので、チーズフォンデュもチョコフォンデュも理にかなっているが、オイルフォンデュは理にかなっていない。スタイルは似ているが、鍋にはオイルを温めて、主として肉を揚げるようにして食べるもの。少なくとも鍋には特に溶かしたものはない。スタイルが似ているだけでフォンデュという名前をつけているのだろうか?オイルフォンデュというのは正確にはFondue Bourguignonne、フォンデュ・ブルゴーニュ風というらしい。ただその生い立ちがはっきりしない。サイトによっては、第二次世界大戦後、アメリカ兵がスイスから帰国した際に、チーズフォンデュなるものを持ち帰ってことにより、チーズフォンデュがアメリカで人気になったらしい。で、ニューヨークのスイスレストランで突然テーブル上で肉片を揚げるスタイルのFondue Bourguignonneがメニューに現れ、人気になったと書いている。アメリカ発の亜種的な感じであるが、ほんとうのところはまだよくわからない。継続調査対象としたい。
コメント 0